『重大な発表』があると記者会見を行ったロシアの妖精と言われ人気
を集めているマリア・シャラポワ。

誰もが『引退』の二文字を頭によぎらせたと思いますが、シャラポワから
出た言葉は『禁止薬物が検出された』という驚きの内容でした。

このドーピング検査で陽性となってしまった禁止薬物の『メルドニウム』
とはどんな薬物なのか？効能は？

なぜシャラポワは気づかなかったのかなど、今回はメルドニウムとはどんな
薬物なのかについて調べてみました！

メルドニウムは禁止薬物なの？効能は？

メルドニウムという薬物を初めて耳にする人も多いのではないでしょうか、
今回シャラポワが陽性反応を出してしまったこの薬物はどんな効能があるのか。

まずこのメルドニウムというのは２０１６年１月から世界反ドーピング機関（WADA）で
禁止薬物として指定されたばかりの薬物で多くのロシア選手が使用しているようです。

使用されている国では

ラトビア・ロシア・ウクライナ・モルドバ・ベラルーシ・
アゼルバイジャン・アルメニア

日本では販売されていない薬物です。

『Mildronate』ミルドロネートの商品名で販売されており、主成分と
なっているのがメルドニウムなのです。

どういった治療に使われているのか

・心臓疾患
・不整脈
・糖尿病

などの症状の人が飲む薬物なのですが、この他にもある効能が今回問題
となっているのです。

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メルドニウムを飲むことによって細胞内代謝の増加や血流が増加し持久力が
上がり、ハードなトレーニング後の回復時間が早いことなどの効能がある
そうなのです。

確かに極限まで肉体を高めるアスリートにとってはもってこいの薬物に
なりますよね。

メルドニウムでドーピング陽性のシャラポワは引退になる？

記者会見でメルドニウムの陽性反応が出てしまったことを公表したシャラポワ
はなぜこの薬物を使用していたのでしょうか？

メルドニウムが禁止薬物となったのが２０１６年の１月、WADA（世界反ドーピング機関）
は禁止薬物とすることを３ヶ月前に公表、もちろんその趣旨のメールをシャラポワに送って
いたのですが、このメールをシャラポワは詳しく読んでいなかったそうなのです。

当然２０１６年のシーズンから禁止薬物と知らなかったシャラポワはメルドニウムを
飲み続けてしまったのです。

持病がありメルドニウムを１０年間摂取していたシャラポワ、まさか禁止薬物に
指定されているとは思っていなかったのでしょうね。

気になるのが引退となってしまうのか？ですが記者会見では引退を否定、
国際テニス連盟からは暫定的な資格停止処分を受けることに。

そして会見でシャラポワの口から

『まだ引退はしません』
『こんな形でキャリアを終えたくない』
『もう１度プレーするチャンスを与えてほしい』

と訴えました。

『知らなかった』ではすまされないことかもしれませんが、もちろんまた
シャラポワのテニスをする姿をみたいですね。

国際テニス連盟からの資格停止処分の期間はまだ分かりませんが、早くコート
に戻って来てもらいたいものです！

ということで今回は禁止薬物に指定されたメルドニウムについて調べて
みました。

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